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バガボンド・宮本武蔵 [雑学・トリビア]

ちょっと覚えに。
バガボンド(24)

本編ではいよいよ(と言うかやっと)、吉岡の次男、伝七郎との決闘中(東山七条の三十三間堂)。
僕の記憶する伝七郎との決闘は、雪がちらつく中、吉岡一門は暖を取って体を温め準備万端。対する武蔵は、凍えたままで体も動かぬだろうという、吉岡の策略の中での決闘でしたが、ここでも井上雄彦流・バガボンドは独自の脚色で魅了します。

■吉川英治と井上雄彦
どちらが正しいかなんて話はナンセンス。よく知られている吉川英治「宮本武蔵」と井上雄彦流「バガボンド」の違いがとても面白い。もちろん「バガボンド」単品でも武蔵や、武蔵を取り巻く人物、ライバルたちがとても人間的でそれが各キャラクターの魅力になって作品の面白さになっています。

■吉岡というと・・・
党首よりも、"周りの人間のせこい策略が鼻につく"、といった印象を持っています。バガボンドでもその辺りのニュアンスは描かれているが、"大人の世界のダークな部分"みたいな微妙なニュアンスの違いが出ています。

→宮本武蔵を詳しくない方に「武蔵 ~岡山 MUSASHIが生まれ、育った国~」
http://www.optic.or.jp/musashi/index.htm
登場人物などわかりやすく解説されていますよ。

■今後気になるのは(1)、吉岡との3度目の決闘。
一本松(下り松)の決闘で子供を切るシーンを(バガボンドでは)どう処理するか・・・。子供を大将に祭り上げる、吉岡の周りの連中の策略・・・
もちろんその後の話も、どのようにアレンジ処理するか、井上雄彦流・バガボンドの楽しみ方のひとつである。

→一乗寺下り一本松の写真はこちら
http://www.kyoto-su.ac.jp/circle/ksup/151/6_3.html


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サンラブ

こんばんは
史実からどのようにアレンジして違和感も無く自分の世界を作り上げるかってことが井上雄彦流・バガボンドですよね。
by サンラブ (2006-10-28 00:33) 

sDeep

to サンラブさん
バガボンドは本当に面白いですね。小次郎が口がきけないって大丈夫かよ~!なんて思っていましたが、吉岡と繋がったし巌流島の決闘の理由が作れますしね。
吉川英治「宮本武蔵」が史実を忠実に記録した物ではないし、本当の武蔵は謎のままですね。
ひょっとしてサンラブさんもバガボンド読んでます?
by sDeep (2006-10-28 18:07) 

サンラブ

お早う御座います。
コミックを妹が購入しているので借りて読んでいます。
最近のは、まだ借りていないので未読ですがこの手のコミックは、巻数を纏めて読むと面白いのでもうちょっと纏まった巻数になったら読むつもりです(笑)
by サンラブ (2006-11-01 07:06) 

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