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レディ・イン・ザ・ウォーター(2006年・米) [映画・TV]

正直、がっかり。。。M.ナイト・シャラマン監督の魅力は、とてもメッセージ性が強く、宗教的や精神世界っぽい所が、最後のラストで、全てが繋がると言う、シナリオの凄さにあった。
「シックス・センス」での衝撃が凄かったので、それ以降の作品に、もちろんそれ以上の期待をしてきた。が、なるほどと思う作品はあっても、どうしても「シックス・センス」を超えられない。


『レディ・イン・ザ・ウォーター 特別版』(2006年・米)
出演: ポール・ジアマッティ[主演]
監督: M.ナイト・シャマラン
販売: ワーナーエンターテインメント
発売: 2007年01月26日
メーカー品番: DLWY-10175
ディスク枚数: 2枚

※以下ネタばれ

■あらゆる現象と脇役達が・・・
今回の作品は、昔からの言い伝え?伝説?おとぎ話?をベースに進んでいく。良い意味で、また不思議な脇役が存在し、そんな彼らが、どんな風に最後絡んでくるのかを期待してしまう。
どんな、どんでん返しを仕掛けてくるのか、どんなメッセージが含まれているのか・・・
シャラマン監督の作品だから、そんな期待を持つのは仕方ないだろう。

■でも・・・
今回は全て裏切られた感じだ。
シナリオの筋となる、伝説的おとぎ話は、おそらく監督の創作だとおもう。少なくとも日本人には馴染みが無い話。それが現実に起きる。しかし、映画を見終わっても、なんら感じるものが無いのだ・・・。僕の第6感を使っても(笑)ピンと来ない。

なので、シャマラン監督の出すぎが、鼻をつく。



■M.ナイト・シャマラン監督の作品

『シックス・センス』(1999年・米)
ブルース・ウィルスと「AI」の名子役、H・J・オスメントの競演。視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚の五感を越えた"6つ目"の感覚を持った少年の苦悩と、B・ウィルス演じる医師の苦悩を見事な演出で描く。サイコホラーの怖さとスリルを持ちながら、なんといっても、あの意表を作らすとシーンは愛と涙がこみ上げてくる。H.J.オスメントが圧倒的な存在感を放つのもこのラストがあるからだ。(超オススメ作品)


『アンブレイカブル』(2000年・米)
M・シャーマンがスーパーヒーローを扱うとこうなる。と言った作品。出演はまたもやブルース・ウィリスとサイコ・イメージも定着したサミュエル・L.ジャクソン。
「シックス・センス」に引き続き謎だらけの作品に出演したB・ウィルスは"騙された"と言ったとか言わなかったとか・・・。


『サイン』(2002年・米)
今度の主演はメル・ギブソン。今までより宗教性を強めた作品。そしてラストに繋がる、あらゆる兆候(サイン)は、M.ナイト・シャマラン監督ならでは!
愛する妻の不条理な死、不可解なメッセージ、耐え難い喪失感・・・神への信頼は?
ラストに繋がるとんでもない出来事は?!


『ヴィレッジ』(2004年・米)
深い森に囲まれ、周囲から孤立した小さな村。幸せに暮らすその村には、決して破ってはならない3つの掟があった。"森に入ってはならない、不吉な赤い色を封印せよ、警告の鐘に注意せよ"。その掟が破られた時に起こる、戦慄の恐怖。視聴者への煽り、衝撃的ラスト・・・って、さすがに、ちょっとネタ切れかと感じる部分も否めない・・・。

ここまでで、「シックス・センス」を超える作品はまだ無い。


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コメント 2

がっかり仲間ですね。これは本当に期待はずれでした。
シックス・センス、アンブレイカブル、サイン、ヴィレッジは
重厚な世界観と裏テーマ、人情劇にとても満足したんですが
この子は物語自体面白くないのに、
メッセージを込められてもねぇ〜という感じです。
キャラにも魅力ないし・・・
by (2007-02-03 01:49) 

sDeep

to kesoさん
同感ですね~
映画は娯楽性が強いので、今のようなスタイルに固執する必要は無いのにと思います。
もし監督が、宗教的な、あるいは精神世界的な何かを伝えたいと思っているのなら、メッセージに強い映画と、娯楽と分けて作ればいいのにと思います。
でも、次回作が2年後にあれば、また見てしまいます。。。
by sDeep (2007-02-03 12:41) 

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